日記5月下旬
2004年6月14日(月)
調子も出ず
 朝、営業車のラジオから、堀内孝雄さんの「カラスの女房」が聞こえてきた。
 以前、中澤裕子さんが歌っていた例の演歌である。
 正直、いいなと思った。彼女が演歌をやっていた当時、ぼくは彼女を含むモーニング娘。関連にはほぼ興味0だったのだ。
 作詞が荒木とよひささんだということも今知った位である。歌詞をみるといかにもな荒木節だ。
 もう10年位前になるか、新卒で今の会社に営業で入り、お定まりのように仕事は上手くいかず、情緒不安定気味のときにこれも営業車のラジオから門倉有希さんの「どうせ東京の片隅に」という曲がかかった。それはその番組のヘビーロテーションで、5日間、ほぼ同じ時刻に聞こえてきた。ぼくは5日間は何の仕事があってもその時間には車から出なかった。
 そのどうしようもなく暗い曲調、ほんの少し救いが見えるような詞に門倉さんの声がぼくに比喩でなく、有無を言わせずレコード屋にハンドルを切らせたのだ。彼女のそのとき発売されていたアルバム2枚をすぐさま買った。後のことだが門倉さんの写真集まで買うほど彼女を好きになっていた。 今もだが。
 「どうせ東京の片隅に」の作詞家が荒木とよひささんで、当時門倉さんの詞はほぼ荒木さん。曲は浜圭介さん。この二人の曲に濡れていながらハスキーな門倉さんの歌声。ぼくは家に帰ると眠るまで彼女の2枚のアルバムを聴き続けていた。
 門倉有希さんの曲だけが原因ではないが、その後ぼくはなんとなくその不安定な精神状態を脱した、ような気がする。門倉さんが全てではない。が、彼女の曲がその一助になったことは、確かだ。明らかにぼくは音楽に救われた経験があるのだ。演歌は援歌だ、と、早朝の安い演歌番組の陳腐な決まり文句もばくにとっては23歳のその経験からこっち、素直にうなずけるのである。
 そのような中で今回、堀内版「カラスの女房」を聴いて、当時のぼくが中澤さんの「カラスの女房」に惹かれなかったのは、やはり、当時の彼女にこの曲を歌いきれるだけの技術が無かった。と断言できるのである。今もおそらく、彼女はこの曲では、ぼくが納得のいく歌唱は出来ないだろう。
 堀内さんや五木ひろしさんといったいわゆる「ハロプロのファン」からは蛇蝎のごとく嫌われている方たち(彼らが「ハロプロ」周辺にいるのが目障りなのだろうが)だが、こと歌唱のスキルということで言えば「ハロプロ」の面々は足元にも及ばない。好き嫌いは別として。堀内版「カラスの女房」は中澤版と比較するまでも無く、楽曲の良さをひきだしていた。詞を吟味し音を大切にとって歌っているのが分かる。
 2週間(?)遅れの「ハロモニ」内で、中澤裕子さんが新曲「DO MY BEST」を歌っていた。彼女はやはりそれほど歌は上手くないと、思った。演歌は歌いこなせない、と。
 しかしながら、ぼくはこの曲を大事そうに歌っている彼女を見て、堀内版「カラスの女房」と同じように、いいな、と、確かに思ったのである。なんというか、愛しいような感覚である。
 他の能力よりもそのキャラクター自体に好感・好意を持たれる、惹かれる存在が「アイドル」ならば、中澤裕子さんは明らかに「アイドル」である。
 彼女の今回の新曲はいってみれば「自分への応援歌」であろう。
 30代の女性がリアルにあの曲を切々と、情感を込めてカラオケか何かで歌ったとしたら、おそらくその会場にいた人々は引いてしまうだろう。
 しかし、中澤さんにはギャグとして「三十路」をネタにしていても、それを悲壮感にもって行かせない力強さが有る。こういう歌を歌っても気休めや、逃げや、諦めの曲に転化させないだけの力である。
 彼女にはやはりそのような曲が似つかわしいのではないか。少なくとも「待つだけの電信柱」では無いのだし。後付けかもしれないが。
2004年6月12日(土)
野々山家
 毎度毎度写真集の話か昼ドラマの話しかしていないような気がするが。
 もう10年も前の話。
 岡本麗・赤塚真人・菅井きん・松金よね子と、ぼくの定義ではスターが結集した昼ドラがあった。「野々山家の人々」。一年後には「Return」と続編が作られたくらいだから、そこそこ人気があったのであろう。
 内容としては下町で美容室を営む岡本、元映画助監督でタクシー運転手赤塚の夫婦とその3人の子供に菅井・松金の姑・小姑が絡むお定まりのコメディー昼ドラだが、芸達者の役者達のけれん味たっぷりの芝居によって心地の良い小品に仕上がっていた。
 岡本さんが経営している美容室というのは、もともと菅井さんがやっていたもの。つまり岡本さんが菅井さんの美容室に見習いで入り、菅井さんの息子である赤塚さんと結ばれた、という設定である。
 当然、下町のそんな美容室が舞台、訪れる客もそこらのおばちゃんばかりで、出演者の平均年齢も高いわけである。美容室に客でもないのに井戸端会議するような奴等ばかりなのだ。
 そのなかで、さながら掃き溜めに鶴のごとく若い、愛らしい女の子が出演していた。美容室の見習いで、岡本・赤塚夫婦の浪人中の長男(2男1女であったが、2女役の高校生くらいの女の子はおばちゃんにカテゴライズされるようなルックスであった)に惚れられるという役どころであった。
 芸名を津川友美という。加入した当初の辻希美さんを思わせるちょっと目がシャープで、少しずるそうな感じのかわいらしい笑顔が印象的であった(確か八重歯があったような)。
 その後、「関口宏の東京フレンドパーク」に金貨をカメラに向かって見せる役を長らくやっていて、久ぶりにこの番組を見たとき、金貨持ちの係りは他の女の子になっていた。彼女はぼくの視界からは、消えた。「電波少年」に孤島で暮らすという企画に出演していたらしいが、知らなかった。
 ネットは恐ろしい。某掲示板に「津川友美」のスレッドが。さらに彼女の公式ページが。
 公式ページには1ヶ月37万のアクセスがあったようだ。が、彼女がそこに書き込んでいたり、そこから聴けるラジオでしゃべっている言葉は、「崖っぷち」「リストラ」「遅咲きの花」と焦燥を強調するものばかりである。
 売り込みの為のフレーズという側面もあるだろう。
 ただ、28歳で、女優で、「崖っぷち」も「遅咲き」も無いだろう。女優には定年は無い、資格も無いだろう。どのようなかたちであれ、「女優」商売は続けていけるはずだ。行き過ぎた卑下は自分を詰らなくさせるだけだ。
 彼女の18歳の屈託の無い芝居を見て楽しんだ者としては、そう思う。

 昨日のミュージックステーション。安倍なつみさんの歌唱はポップジャムよりもよくなってきたと思う。
 顔、形としてはむしろ後ろで踊っているココナッツ娘。のアヤカさんの方が好みなのだが、否応も無く安倍さんの方に惹かれてしまう。単なるメジャー感にとどまらない安倍なつみさんの「タレントパワー」に圧倒させられる。イントロ時のこらえきれずに洩れた笑み。歌うことへの喜びを隠し切れない笑みを見て、彼女は真正のアイドルであると、あまりにも分かりきったことを再確認する。願わくば、将来、その過去を否定するような言動が無い様。
 完璧な美女はやはり引っ掛かりが少ない。
2004年6月10日(木)
五十日
 今日10日は毎月物理的に忙しい日。新製品に使用する野菜のカットの大きさなんかは実際どうでも良い。10mmだろうが15mmだろうが。
 おまけに五・十日だけに車がひどい。信号にはことごとくつかまる。2車線では前の車が並走して時速40kmで走り続ける。交差点では赤信号で止まっていた前の車が突然右折のウィンカーを出す。今の町では運転するだけで多大なストレスを受けることになる。
 車の中で考えたこと。
 黒沢ゆう子さんは熊田耀子さんに大分仕事をもっていかれてる。
 綾瀬はるかさんの肌露出面積が日増しに狭くなっている。
 小沢なつきさんは同い年からいつの間にか年下になったが、飯島愛さんは年下からいつのまにか同い年になった。
 営業車にもCDつけてくれ。ラジオつまらなさすぎ。
 ラジオの農薬のコマーシャルはどうしてどれもこれもイラつかせるのか。
2004年6月9日(水)
女遊・・・
 一連の「窪塚洋介落下」騒動に対して特別な感慨も、感想も無い。窪塚さんに何の思い入れも無い。人間は、死なないときには死なないものだな、ということだけだ。
 ただ、今回の事故ではこの人の発言にひたすら驚嘆し、歓喜した。
 東映・岡田裕介社長・・・『「9階から飛び降りて助かったと聞いて、おまえはスパイダーマンかと思い、ウチの“デビルマン”に出演させとけば良かった」とジョーク交じりの感想』。
 久々に東映イズムを見せ付けられた。やはり岡田茂さんの血をひいているのだ。興行的に苦戦の続く東映だが、現在「バトルロワイアル」も話題になっているし、なによりこの「不謹慎さ」は素晴らしい。
 所詮、興行会社なんだから。と、褒め言葉として。
 さて、遂に買ってしまった。「広田樹里写真集 なにごともない日々」。最初にこの写真集を見つけた本屋が先日倒産してしまい、「宮本真希写真集」を手に入れたエロ本屋にて購入する。今回広田さんの写真集はヌード写真集で、いわゆる「すだれの向こう側」、18禁コーナーに、有象無象のヌードモデルどもと一緒に陳列されていたのである。ヌード写真集なんて学生時代に買った「小沢なつき写真集」以来で、どうにもやりきれない思いでレジへと足を運ぶ。ぼくも30男である。今ではAV女優の小沢さんも同い年はずである。そして恥ずかしながらその時には天秤にかけていたダブルユーのアルバムのことはすっかり頭から抜け落ちていた。
 そう、人間は皆年を取る。ぼくも、小沢さんも。そして今回の写真集で広田樹里さんは前回の写真集「BOOM」から約7年、年を取ったのである。現在26歳、彼女は充分に若いと言える。
 しかしながら、この7年間はどのようにして彼女の表情から「福々しさ」を奪い去ってしまったのだろうか。そしてどのページにも同じ表情をした彼女が写真集を埋め尽くしている。それは快感でも、恍惚でも、嫌悪でも、憎悪でもない、何も表さない。一見「エロ」のステロタイプだがその実何も表現していないかのような表情。
 写真集のコンセプトのせい、ならば良いのだが。多分、この写真集のメインである、事務員姿の広田さんが、神社の石段様の場所で犯されているというイメージの連続写真でも、どのカットもほとんど「その」変化の無い表情を見せている。逆に、それが理不尽な行為と理不尽な運命を受け入れている様にも見えないこともないけれども。
 張り詰めた肉の躍動は、この写真集には無い。胸も、尻も、肌も、(撮影時はおそらく)25歳の広田樹里さんを裸電球の光で照らしたような(屋外の写真でも)ヌメリとした質感、質量を感じさせる。そして彼女の肉はノロノロと眼前でうねるような動きを見せる。湿度の高いエロス。
 実用度は高い。「BOOM」の頃の彼女を見なければ素直にエロいといえる。
 写真集のタイトルは「なにごともない日々」である。広田樹里さんの7年間は「なにごともない日々」だったのかどうかは知らない。なにごともなかった訳は無かろうと思うだけだ。
 すくなくとも検索ワード「広田樹里」でこちらに来られた方は、買ってある種の感慨に浸るのも一興。
2004年6月8日(火)
1000勝
 王さんの監督1000勝を祝う。
 しかしながら、今シーズンのパ・リーグ。従来からのリーグ戦で「決定」した1〜3位球団でのプレーオフという実に馬鹿馬鹿しい制度になってしまった。
 読んでいてもびっくりせざるを得ない。135試合の「予選」を経て上位3球団で「連盟選手権球団」を決める試合を改めて何回か(最長で9試合)行うんだそうだ。この135試合の「予選」において例えば1位と2位の球団のゲーム差が20以上ついても関係なし、3位までになれば日本一になれる可能性がある、と。例え1位と3ゲーム離れた3位球団でも1位2位球団に5連勝でもすればパリーグの覇者である、と。
 更に第2条はどうしようもなくて、プレーオフで勝ち抜いたチームはパリーグ内で「1位」だが、「2位・3位はプレーオフでの順番」ではなく「『予選』での順番」でリーグ内の「順位」を決めるらしい。「予選」で3位の球団が「予選」2位の球団に「プレーオフ」内で勝ったとして、「予選」1位球団に勝てばパリーグ1位、負ければパリーグ3位である。今プレーオフ制度自体を否定するようなけ決め事だ。
 このプレーオフ制度を決定した人々は明らかに「1リーグ制」を望んでいる。そうとしか思えない。
 もう、こんなろくでもないリーグで、偉大な王さんの姿は、見たくない。
 といっても巨人なんかには絶対戻って欲しくはないのだが。
 大体新聞屋の親玉風情に「王君」なんて呼んで欲しくない。安手の新聞屋は安手の憲法草案を作っているのがお似合いである。
 野球人『王貞治』には世界の野球界の発展に貢献するようなポジションが似合うし、日本球界はその努力をしなければならない。
2004年6月7日(月)
最近の鬱
 「9時です リクエストプラザ」が殆ど聴けないこと。
 9時から10時までの間のこまごました仕事が多すぎる。今日もまた事務のババアにいっぱい喰わされたし。
 ぼくは室田智美さんの声が聴きたいだけなのに。木・金は割と聴けたりするのが余計悔しい。ムロマニとしては。
 昨日に続きコマーシャルの話。
 坂口征二さんの息子さん。トレンディー俳優としてブイブイ言わしてるようだが、キュウイ喰って「やっべ 甘ぇー」っていう感想は無いと思う。親子揃って大味過ぎである(征二さんは好きなんだが。特にS61年札幌中島体育センターでの対前田戦なんか反則負けでも充分強くかっこよかった。当時UWF派だったけど)。
2004年6月6日(日)
どうでも良い話
 本当にどうでも良い話だが、ハウス食品の「冷しゃぶドレッシング 白ごまねぎ塩」のコマーシャルについてである。
 このコマーシャル、ハウス食品のホームページでもCMを見ることが出来るのだが、そのホームページ上のCM紹介欄でも、
 「<冷しゃぶドレッシング>CMは岡江久美子さん。新発売「白ごまねぎ塩」を作るブタくんも登場する楽しいCM。」
 と、メインキャラクターは岡江久美子さんであることが分かる。
 しかしながら、肝心な方をどなたかお一人忘れていやしませんか。と、広澤虎造(次郎長伝より)にもなりたくなるのだ。。
 そう、岡江さんのお隣で唾を飲む夫らしき人物。これどう考えても「時代劇の若大将」こと橋爪淳さんなのである。
 あの伝説的時代劇「大江戸捜査網」に主演したお方である。
 「新発売「白ごまねぎ塩」を作るブタくん登場する楽しいCM。」・・・
 芸能界の序列、居場所、存在。ブタくん。
 昨日の日記のとおり、紺野あさ美さんに関しての雑感にも書いたが、実際、彼等、彼女等の芸能界的な立ち位置というのは誰が、どの様にして決めるのだろうか。
 わたしの ランキング 何位だろか
2004年6月5日(土)
水谷節・豊走り
 紺野あさ美さんや彼女のファン、モーニング娘。の中での位置・・・。前から結構疑問に思ってきたことを書いていたら、「土曜ワイド劇場」15分間見逃した。
 書けば書く程考えがまとまらない。不思議な存在である。
 もし、良ければ、誰かこのもやもやを、解決して欲しいものです。

 土曜ワイド劇場。
 まさに水谷ワールドとしか言いようのない出来。 水谷豊さんは何を演じても水谷さんなのである。まさにスターの証左。 
 水谷さんの凄いところは、役が「水谷豊」に近付いていくところだ。「水谷豊」自体はどこにも行かない、そこに厳然として「ある」のだ。 「北野広大」にしろ「杉下右京」にしろ「浅見光彦」でさえ、「水谷豊」と同化していく。
 「水谷豊」の代役は誰もいない。

2004年6月4日(金)
乱れてますな
 某コンビニ店長と商談。
 セクハラ・不倫は当たり前の世界らしい。不倫→妻店に出ず→不倫の相手店に居座る→いつの間にか店長夫人に。とか。それが40、50になってもというから性懲りも無く、である。
 年を取ろうがやることは一緒、西村望さんではないが「法律(この場合は倫理だが)では縛れない」。発情期がないのは人間くらいだろう。

 こんなことを書いた後でなんだが、中澤裕子さん主演の「ほーむめーかー」が今日で終了。なんとなく「続編」に含みを持たせた作り。子役がすぐ成長しそうなのが不安材料だが、期待して待っていても良いのだろうか。それにしても脚本が非常に親切で、張った伏線を全て生かしきっていた。それでいて説明が過剰にならず、もたれない、夕飯の買い物の邪魔にならない昼ドラらしい昼ドラだったと思う。
 ドラマと言えば明日は安倍なつみさんの「仔犬のワルツ」録画で土曜ワイド劇場「神父・草場一平の推理」。水谷豊・三谷昇・河西健司・白木万理と軽いオールスター。中西良太さんあたりが出たら完璧なんだが。
2004年6月3日(木)
位置取りは大切
 先日の日記で「ダブルユーのアルバムは購入を検討中。「サウスポー」はぜひ聴いてみたいのだけれども。」と結んだのだが、その後には、広田樹里写真集も欲しい、と続くのである。今のところ広田樹里さんの方向に向かっているのだが。裸になった彼女の乳輪がほぼ予想通りの大きさなのも何かうれしかったし。しかしながら裏表紙とはいえ乳首が印刷されている書籍をレジに持っていくのも切ないものがある。以前本屋でバイトしていた経験から、客が何を買っているかということについて店員は殆ど興味が無いことは知っているのだが。

 安倍なつみさんの新曲は昨日何度か聞き、PVも見たものの、今日はどちらもプレーヤーに入れていない。この前も述べたけれど和田アキ子さんの「だってしょうがないじゃない」とかぶってしょうがない。とくにサビの部分が。詩のポジティブさに関しては、なんというか「安倍なつみ」から感じるたたずまいからすれば予想内の範疇で、それ以上でも以下でもない。安倍なつみさんのグラビアや、バラエティーを見て、インタビューを聞いて、読んでみれば、彼女からはこの曲以上のポジティブさを感じることが出来る。
 ただ、「もっと わたし 愛されてなくちゃ」のフレーズだけは、彼女の「もう一歩、後一歩」といういい意味での貪欲さが表れているような気がして、好きだ。彼女には「なりふり構わず」という姿勢が良く似合う。
 カップリングの「恋にジェラシー申し上げます」は原由子さんの「恋は、ご多忙申し上げます」へのオマージュかと思わせながら全く違うものであった。当然だが。この曲は「駅前に出来た・・・」という最初のくだりは、日常の風景の切り取りとして非常に清新で心地よかったのだが、いざ、身中の妬心を訴えるときのギリギリの切実感が掬い取れていないようだ。男は欲しいが、自分のやりたいことを誰の干渉も無くやりたい、という気持ちを、もう少しナマに聞かせて欲しかった。
 ちなみに今週ほぼプレーヤーに入れっぱなしにしているのは来生たかおさんのベストアルバムである。個人的にはたかお・えつこコンビに安倍なつみさんの曲を書いてもらいたい(ちなみに後藤真希さんは宇崎・阿木コンビで。「横浜」は彼らの方が得意だろうし)。彼女の次のアルバムではとにかく、すくなくともつんくさんが一人で全曲を書くようなことが無いようにしてもらいたい。
 今後、何枚アルバムが出せるのか、わからないのだから。
2004年6月2日(水)
玉○堂仕入れ担当の誤り
 また今日もどうでも良い話から。
 中澤裕子さん主演の「ほーむめーかー」。ぼくの中で好評のうちに最終週を迎えているのだが、このドラマ中に主人公いずみの夫孝輔の会社の札幌支店長がコジマ電機のコマーシャルでおなじみのあの人なのである。
 ぼくは全然知らなかったのであるが、彼は「青柳文太郎」さんという俳優さんであるらしい。プロフィールを見るとぼく自身は殆ど全て見た事が無いものばかりだが、結構有名どころのドラマにも役名付でレギュラー出演しているので、彼が役者であることをご存知の方も多いのだろう。てっきり「コジマ電機創業以来生え抜きの名物営業部長」と、勝手にストーリー造りをしていただけに、ある種の衝撃を受けてしまった。そして今度は彼とコジマの社長一族との関係に思いを馳せざるを得ない。丁度西城秀樹とハウス食品みたいなものだろうか。

 さて、昨日の日記のとおり、安倍なつみさんの新曲「だって生きてかなくちゃ」CD及びDVDを購入してきた。市内中心部のレコード店だったのだが、新譜のコーナーには全く無く、あ行の棚には「安倍麻美」さんのコーナーはあるのだが「なつみ」は無い。ま行の棚にも無い。売り切れか北海道の発売が遅れているのかと思い、DVDの棚を探す。
 と、シングルVは1枚だけ有った。発売はされているようで、もう一度新譜、あ行の棚と探していくと、あ行の棚にはコーナーも案内表示も無く「安倍なつみ」のCDが数枚、無造作に刺さっている。その中に1枚だけ「だって生きてかなくちゃ」限定版シングルCDが。
 本当に心配になってくる。発売当日なのである。個人的にはそのレコードの価値が何枚売れたとか、チャートで何位であるとかで測ることに殆ど意味が無いと思っている。
 思ってはいるが、ぼくは同時に、今現在、「安倍なつみ」という芸能人の価値を表すものはほぼ皆無であるとも思っている。
 彼女はもう「モーニング娘。」では無いのだから。彼女が「モーニング娘。」内で築き上げてきた実績は「卒業」したと同時に彼女個人から離れ、「モーニング娘。」に帰属すべきものだ。もちろん彼女が「モーニング娘。」で経験したことは、彼女の真の意味での財産になっているだろうけれども。
 だからこそ、彼女が、彼女個人で得るべき「実績」のひとつである、「何枚売れたのか、チャートで何位なのか」に微力ながらも協力したい。ひとつの喜びとして。
 
 もっとも、当の安倍なつみさんは、全く揺るぎが無い。心配するのが馬鹿馬鹿しくなるほど。
 多分彼女自身は今後どのようなことがあっても彼女の中で最良の判断の元、最良の結論を導き出してその方向にハンドルを切っていき続けるのだろうし、その結果がもし、最悪のものであったとしても、彼女はその状況下においてまた最良の結論を出していくのだろう。
 PVを見て、前々から感じていたそんな思いをいっそう強くしている。

 ダブルユーのアルバムは購入を検討中。「サウスポー」はぜひ聴いてみたいのだけれども。
2004年6月1日(火)
恍惚の日
 日記としては、やはり新しい日付の日記を古いものの上に追加した方が見易くて良いだろう。今月今夜からはその様な構成にしよう。
 現在、ぼくが住んでいる町(30万都市である)に今年、24時間営業のエロ本チェーン店が開店した。エロ本チェーンといっても現在はセルエロDVDが店舗内の主流のようである。開店時及川奈央さんが来ていたらしく、生写真とサインが飾られていた。
 が、何といってもエロといえば活字派・書籍派のぼくにとっては、高い、モザイクのかかったDVDを買う気持ちはあまりおきないのである。映像であれば実家の近くにそのものズバリを売っている店があり、そこで調達すればよいわけだ。また、ついでに言えば、エロ映像よりもエロ音声のほうがそそるということもある。子供の頃はまだエロテープ(カセットテープ)が流通していた記憶がある。
 そんなことはどうでも良いのだが、前からその存在を知りながら、市内の書店を廻ってもどうしても無かった「宮本真希」さんの写真集を探しにこのエロ本屋に入ったのが先週金曜日。店内の写真集コーナーを隈なく探したものの、なぜこれほどロリコン方面の写真集が多いのかとの感想を抱かざるを得ない品揃え。無い。しかし、ネットによって漏れ伝わってきている写真集の内容からはこれを買わなければ後悔するであろうことは明らかであり、更に5月に彼女がレポーターとして出演した土曜日の旅番組での彼女の水着入浴シーン、エステを受けているシーン。
 買わねばならないのである。そのような強迫観念のもとに、ぼくははじめて写真集を予約した。乱杭歯のアルバイト青年は愛想良く乱杭歯を見せ、乱杭歯特有のカツゼツの悪さで応対してくれた。
 ぼくはなぜか連絡先に偽名を使った。
 そして今日、ぼくの家には「宮本真希写真集 Birth」がある。「七瀬なつみ写真集 Loose」以来の衝撃。
 白い肉。白い肉塊である。紙面からその白い肉塊が揺れるのが比喩でなく解る。

 で、明日が安倍なつみさんの新曲の発売日であることをすっかり忘れていたという。2日間で約6000円の出費は痛い。
 正直ぼくは彼女の歌にはあまり興味が無い。それに発売日だからといってそれに合わせてレコードを買いに行くほどマメでもない。チャートもあまり気にならない。聴きたいという気持ちが熟した時こそ、レコードを買いに行く時である。
 しかしながら、彼女の新曲に関しては発売日に買いに行くつもりだ。昨日も書いたがばくは彼女を出来るだけ長く見ていたい。コンサートは行く気にならないので、これがぼくに出来るほぼ唯一の彼女を支持していることを表す「投票行動」である。せめて一票は入れたい。義務に近い感情として。
 後急に思いついて更新するのだが、安倍なつみ主演で日本テレビ午後9時枠のドラマをやるのであれば「熱中時代」をリメークしたほうが良かったかなと思う。水谷豊さんも北海道出身だし。新任教師役の「安倍なつみ」。どうでしょうか?

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