2004年9月16日(木) |
同じく他人事 |
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宅間守死刑囚の話も、例えば彼が刑場で突然泣き喚き、暴れ、命乞いをした、などという情報が伝わってきたら、世間の感想もまたがらりと変わってくるのだろう。
結局、ぼくも含めて当事者以外は所詮他人事。極々当たり前なのだろうが、そう考えると、ますます脱力である。昨日の僕の日記も同じく他人事。倣岸。
全く話は変わって、小池栄子さんと彼女の所属事務所の野田社長が共演している確か化粧品のコマーシャル。小池栄子さんはぼくにとっては興味の対象外の女性タレントで、こちらはどうでも良いのだが、野田社長の声が素晴らしいので、放映があるとついテレビに耳を傾けることになる。あのような柔らかい低音の芸能人は、最近あまりテレビでは見かけることがない。特に若手の俳優では皆無ではないかと思う。ベテランでは中尾彬さんや江守徹さんなどがいるが、押し出しの強さがアクになってしまっているような気がする。その点、野田社長はごくナチュラルな口調で聞きやすいのである。
男性歌手も高音が売りの人が多く、フランク永井さんとか水原弘さんのような低音は潮流からは外れているのかもしれない。野田社長のような非(半)タレント位でしか低音の魅力を感じられないのも寂しい。
さて、野田社長といえばとどのつまり「巨乳」、というところに落ち着くのだが、かくいうぼくも高校時代彼プロデュースのかとうれいこさんの「巨乳」に惑わされたクチである。80年代後半から90年代にかけて野田社長の芸能界史的な役割は大きかったと思う。
しかしながら、野田社長が生み出した巨乳タレントの中では、かとうれいこさんのような正統的な顔立ちや、健康的な均整の取れたタイプの女性はむしろ少なく、古くは堀江しのぶさんや細川典江さん、比較的新しいところでは佐藤江梨子さんやMEGUMIさん、根本はるみさんといった顔立ちやスタイルが特徴的で、あまりに特徴的過ぎて不利になる線上のギリギリの所に立っている、極端に評価の分かれそうな女性の方が力を入れて売り込まれているような気がする。オリジンなのに亜流。野田イズムに敬意を表する。
表したところでなんだが、この野田イズム、ぼくは全くそそらない。やはり通常より少しく可愛らしかったり、美しい女性が「巨乳」であることが大事である。
そういう意味では最近は佐藤寛子さんの少しく可愛らしい感じ、乳首を露出する前の広田樹里さんのふくよかさ、あまり品の良くないポージングからも伝わってくるおっとりとした品のよさを思い出させてくれる。人材である。
最後にチェッカーズ確執問題。確かに友人の死を前にしてまで尚憎しみ、反発しあうことは大人気ないことだし、互いの人生にとって有益なことではない。
ないのだが、だからといって取り澄ました顔で仲直りをする必要もない。あるいは腹を割って話すことが出来れば以前よりもっと親密な関係を築く事も可能かもしれないが、自分が駄目だと思った関係を無理に修復させる必要もない。大人気なかろうがなんだろうが、判断するのは自分、ケツを拭くのも自分である。
『二人ゴト』に関しては明日以降。 |
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2004年9月15日(水) |
脱力 |
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宅間守死刑囚の死刑が執行された。ともあれ彼は公的には「罪を償った人間」になった。
死刑の問題に関しては色々思うことがあるのだが、上手く言葉としてまとまらない。いつも、死刑が執行されるたびに思い浮かぶのは「国家が人の生死を決めるのは不遜ではないか」ということなのだが、じゃ誰に対して「不遜」なのかということになると、これが皆目見当がつかない。
神、とか仏に対してと素直に言えれば良いのだが、幸か不幸か信仰、というものにあまり縁の無かったぼくにはそういったことを言い切ってしまえる自信が無い。
しかしながらやはりぼくは「国家が人の生死を決める」ことそれ自体に違和感を感じる。死刑制度に反対の立場だ。これに関しては誤審の可能性がある、だから死刑に反対する(国家の判断が絶対ではない)ということも有るのだが、今回のようにほぼ完全に犯行に疑いが無いような場合は有効ではない。
だからこそ「不遜」ということばで、曖昧にしてみたのだが、やはり人の命が奪われた事を人の命を奪うことによってバランスをとり、もってその一件を解決とすることには納得できないものを感じる。
それから「被害者の人権」という言葉も良く聞くがこれも今ひとつわからない。「加害者の人権」と同じ位。「被害者の家族の人権」ということならまだわかる。被害者の家族の感情とすれば失った家族の無念を想い、加害者の死を望む気持ちは充分わかるつもりだ。ぼくだって偉そうなことを書いているが、実際自分の家族の身にその様なことが起これば、加害者の死刑を願うはずだ。
しかしながら、全く身寄り頼りがないようなホームレスが殺された場合はどうなのか。誰からも好意を抱かれていない嫌われ者ならどうか。社会的に有為な人間とそうでない人間の差は。それこそ宅間氏のような人間は。その家族は。被害者やその家族の感情や人権にだけ配慮すればよいというものでもないような気がする。
そして、この件で一番忘れてはならないのは宅間守は「人間」である、ということだ。決して獣や殺人マシーンではない。ぼくも、これを読んでいる皆さんも殊「人間」ということで言えば宅間守と変わりないということだ。「人間」が獣以下の行為をしたのである。
無理にまとめるのも嫌なので、あくまでも感想まで。
これはあまりにも幼稚な発想だから無視しても良いとは思ったのだが、それなりの社会的地位というものが高い人を筆頭に「宅間のような極悪人には現行の死刑の執行方法では飽き足らない、もっと残酷な方法で苦しみを与えるべきだ」などの意見があったことに脱力する。
現在の絞首刑が残酷かそうでないかは措いておくが、刑の執行には執行する人間がいる、という発想が根本的に抜けている。首に縄をかける者、絞首させるためのボタンを押す者。彼等は命令に従わざるを得ない。「もっと残酷な方法」の死刑が行われるなら、彼等はその執行者となるだろう。死刑囚の苦しみ悶える姿を、彼等はその死刑囚が死を迎えるまで凝視し確認しなければならない。それが彼らの仕事になるのだから。
「それが彼らの仕事、胸を張って、プライドをもってやればよい」という人間に対してはもう言うべき言葉は無い。が、人間的な想像力のかけている人だな、とは思う。
ふと、「死刑執行人の人権」を想う。 |
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2004年9月9日(木) |
中途半端な・・・ |
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土日スト・・・。それにつけてももし根本陸夫さんが生きいていたら彼はどう動いていたのか、例え合併→1リーグ制推進派だったとしても、見てみたかった気がする
中途半端、といえば後浦なつみ。新曲が『恋愛戦隊シツレンジャー』。もう1ミリも頬が緩まない。中途半端な馬鹿っぷり。つんくさんは意図的に馬鹿をやろうとしても無理なことに早く気付くべきだろう。先日の「NUM」のように無意識の馬鹿の方が脱力感を伴うだけ楽しい。
この一連の動きで安心なのは、安倍なつみさんにしろ後藤真希さんにしろ松浦亜弥さんにしろ、これしきのことでイメージが落ちるような芸能人ではない、ということ。もうイメージ云々の問題は通り過ぎた、ということに過ぎないかもしれないけど。
モーニング娘。の7期募集にしても、中途半端。
15〜19迄の年齢制限で「エース」を募集するらしいが、この年齢層で今現在の「モーニング娘。」のオーディションに応募しようという女性、しかも「エース」に立候補しようという女性というのはなんとなくピントが外れているような気がする。そのピントはずれの中に物凄い「逸材」がいることを期待しているのだろうか。
いずれにせよ、7期メンバーには”一定”の顧客はつくのだろう。ベリーズ工房をはじめとして、個々のユニット、個人が”一定の”固定客を掴むという所属事務所の路線はある程度成功しているようにも思える。
それにしても今回「エース募集」にネット上で敏感に反応したのが高橋愛さんのファン。紺野あさ美さんや小川麻琴さん、田中れいなさん等他のファンの発言からは、それほどの反応は見られなかったところを鑑みると、改めてファンの中にも「モーニング娘。」メンバーの格付けみたいなものが、暗黙の共通認識として存在するんだな、と思わされた。高橋愛さんという芸能人にさほど愛着は無いが、背負わされたものと手に入れた果実の内容を比べると「間尺に合わない」と感じざるを得ない。
また、エッグオーディションとキッズオーデションで、40人以上の人員を確保したらしいが、その「落とし所」がどうなるのか、気になる。
全く関係ない話になるが、「ねずみ講」や、「マルチ商法」というのは、初期の”子”は殆どが儲かることになっている。だから、その”子”達は将来彼らの子や孫達もまた儲かる、繁栄することを半ば信じて、錯覚して勧誘するらしい。その一方で子や孫達が破綻することを感じながら。
末端に位置する者の末路は・・・。 |
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2004年9月4日(土) |
巨人以外みんなコ○キか |
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結構、愛想も尽き果てかけているプロ野球だが、渡辺恒雄巨人前オーナーの「巨人パリーグ移籍」発言でまたしても一揉め。
阪神久万オーナー、「こっち(セ)におってくれと言います。阪神も巨人と一緒に大きくなった。いてもらわないと困る。混乱が起こる」ともはや白旗、またしても腰の定まらないところを見せる。人気球団がそんなんで横浜他はもうどうにもならない。逆にパリーグ側はもう勝ち組気取りで2リーグ制支持。
お前ら本当にコジ○か?今回の騒動は巨人しか頼るべきものがない、という(一見磐石に見えた)プロ野球界の脆弱さを満天下に曝け出しただけの様な気がしてならない。
そういえば今回のナベツネ発言。根本は「人の心はお金で買える」・「金を持っているやつが偉い」・「女はお金についてきます」といってはばからないライブドアの堀江貴文社長と全く変わらない。下品だ。
成金とコ○キ(本ものの両者には申し訳ないが)。取り合わせとしては最良である。が、成金球団とコジ○球団の戦いを見せられるファンは哀れ、としか言いようがなくなってしまう。そして成金球団とコジ○球団から大枚をせしめている選手達。その試合のレベルは?
この騒動で一番陰険に立ち回っている西武の堤義明オーナーは、合併、1リーグ制のメリットを「選手を淘汰することによるプレーのレベルアップ」に求めたが、本当に野球技術のレベルアップを目指すのなら、実業団も取り込んで(3軍制とかではなく)入れ替えありのJリーグ方式にした方が良いと思う。移籍・入団の自由は完全に認める代わりに、放映権料の均一分配と経営状況のオープン化を義務付ける。他にも問題はあるけれども、現状よりは少しはましになるかもしれない。
話は変わって、つんくさんプロデュース「後浦なつみ」。
この間多くのハロープロジェクト関連の「変化」が伝えられ、もう話題としての鮮度も落ちてきてはいるが感想だけ。
もうつんくさんが確信犯的な「バカ」をやったとしても、それが格好良かったり、面白かったりするような時代はとっくに過ぎている。小室哲也さんが何をやっても受けた時代があり、それが過ぎ去っていったのと同じように、もう随分前の話である。そしてそれは本人が一番良くわかっていると思う。
わかっていながら「後浦なつみ」というユニット名、3色のドレスに変なかつらと、「バカっぽい」意匠をほどこすのは他に手が無いのか、なにか深慮遠謀があるのか。いずれにしろこのユニットのそういった上滑り感に尻がむず痒く、安倍なつみさんがその様なユニットに参加することに愉快ではないものを感じていた。
しかし、「ザ・テレビジョン」誌の彼女達のアーティスト写真。自転車のロードレーサーもどき(安倍なつみ風)のコスチュームを身にまとった彼女達。その胸に縫い付けられたロゴは「NUN」である。
「NUN」・・・。勿論「N:後 U:浦 N:なつみ」であろう。「ぬ〜ん」では無かろう。とすれば「MK5」(古い)みたいなもんか・・・。三人の名前を縮めた(後藤真希さんは音まで変えて)上に更にこの縮め方(こうなるともう後藤さんは跡形も無い)。まさにIQ 0。つんくさんというひとはまさしく「バカの国の王子様(おぎやはぎ風)」である。ここまで潔く「バカ」になるのはもはや並大抵のことではない。
彼は潔く滅びる。安倍なつみさんはそれでも前進を止めないだろう。
今回の件で、二、三のサイトが「”人気絶頂”の松浦亜弥さんを使った安倍さん後藤さんを救済するためのユニット」と書いていたのには苦笑させられた。同様に先の「ミュージックステーション」にて「ダブルユーwithベリーズ工房」の表記は「ダブルユーよりもベリーズ工房の方が格下に扱われているようで不快」というサイトもあった。ファンというものはこれくらいでなければやっていられないのかもしれない。
最後に忘れないように。
バレーボール女子ロシア代表のガモア選手は安室奈美恵さんよりはエド・サリヴァン似だ。
紺野あさ美さんが誰かに似てるな、と考えていたらバナナマンの日村勇紀さんだった・・・。 |
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