[PR] この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

日記5月下旬




トップへ戻る

2004年8月27日(金)
負けたー!!!
 オリンピック関連の話題を。
 バレーボール女子準決勝ロシア対ブラジル。両国のプレーを見れば日本代表がどのようにぶつかっていっても勝てるわけが無い、ということは素人でも分かる。先日の中国戦も含め、メダルなどどのみちほぼ100%無理だったのだろう。まあ、大山加奈さんを見ることだけが目的であったのでその様なことはわりにどうでも良いのだが。

 そして野球日本代表。以前もここに書いたが、あまりにも付け焼刃なチーム作り。とはいえ決勝でキューバとの勝ち負けになるのだろうと思っていたから今回の銅メダルはぼくでさえ意外であった。
 これも先に書いたのだが、ぼくは中畑清という男が大嫌いである。彼はまさに「だめな体育会系」の典型だ。理論の無い根性主義、空虚な明るさ、権威、権力に対する渇望、差別的な言辞・・・。一度もチームの指揮を取ったことの無いこの男(大野・高木の両氏も)にチームを預け、尚も「長嶋ジャパン」、プロ球団から「公平に」2名づつ召集し、「ドリームチーム」と言い募るマスコミとともに、誰にも責任が無い体制を作りあげた日本野球界のやりくち。2004年はプロ野球球団合併・1リーグ制問題とこの「野球日本代表」の存在とも併せて「日本野球界が脳死状態を迎えた年」として記憶されるのだろう(発病はもっと前から)。
 だからといってぼくは日本代表や中畑清個人を非難するつもりは無かった。理由は主に二つ。ひとつはオリンピックの競技としての野球には何の魅力も感じないこと。野球は発祥の米国から国内の球団同士の対戦がメイン(というよりそれしかない)で、世界的に見れば競技人口も少ないマイナースポーツで、オリンピックという国単位での競争の場には現時点ではふさわしくない。日本代表にしろ本来オールプロでいくならリーグ戦を中断して強化するぐらいしなければならなかったろう。特に(ぼくは全くつまらない考えだと思うが)”日の丸のために”というのなら。
 そしてふたつめは、「長嶋ジャパン」体制には中畑になどどうしようもならない程いろんなしがらみがあるであろう事が容易に感じられたからだ。何せ金主としては「長嶋ジャパン」なしでは商売としてのうまみがないのだろうから。オリンピックとはもはやそういう場でしかない(と、いうのは言い過ぎだが)。なんにせよ、このオリンピック野球に関してぼくは積極的に無関心になろうと努めていたのだ。
 しかしながら、準決勝オーストラリア戦敗北後の中畑の「なぜ負けたか分からない、最高のチームなのに・・・」というコメントに、本当にこれ以上ない怒りを覚えたのである。中畑にも日本代表チームにも、日本の野球界にも絶望してしまったのである。
 「何故日本が負けたか分からない」人間が「最高のチーム」を自称するチームを率いるのか。その時点でそのチームは「最高のチーム」でもなんでもない。彼は恐らく何故オーストラリアチームが日本に連勝したのかも分からないのだろう。永遠に。死ぬまで。
 オーストラリアチームは戦前に至極当たり前の事前準備をしてきただけだ。そして日本チームはそれを怠っただけの話。要するに野球という競技に愛が無い連中が野球を馬鹿にしながら野球をしていたということだ。「つなぎの野球」というのは決して塁上にランナーが出たら打者はバントする野球と言う意味じゃない。
 中畑はもう一生現場に出るべきではない。選手が不幸になる。日本テレビで内容の無いおしゃべりをしている分にはそれほど害は無いから、日本テレビも彼をきっちり縄で繋いで飼って置く様に。
 日本の野球は長嶋茂雄・王貞治という偉大な野球人によって日本のスポーツの不動の王者となった。これは多分否定できない事実だろう。しかし、野球界自体が彼らに寄生し続けたために、野球界が腐る原因をつくってしまったのも結果的に彼らということになってしまった。あまりにも不幸だ。そしてもうその肉体の一部は壊死し始めている。

 それにつけても1984年の時点で20年後の今日、維新軍団の中で一番知名度が高いプロレスラーがアニマル浜口さんであることを予見しえた人がいただろうか。まあ、プロレス界がこのような状況になること自体予想出来なかったわけだが(ちなみに日記表題はアニマルに敬意を表して)。

 後浦なつみさんのことに関しては更に明日以降。
2004年8月25日(水)
最凶と安倍なつみ語る
 やっとオリンピックが終わった。森山なんとかさんとかゆずのお二人とかの曲(良い曲か悪い曲か知らないがサビばかり何十回と聴くようなものじゃない)をもう聴かなくてすむ、テレビの永島、内田、藤原、明石家、中居、久保、松岡、NHKの腐ったアンパンマンのような顔のアナウンサーといった上っつべりの面々のツラを見なくてすむかと思うとホッとする。特に選手とのインタビュー。別に日本とつなぐことは無いだろう。現地でだけ会話すればよいのである。
 昨日の女子バレー、大山加奈さんの所属する日本代表は中国代表に3-0のストレート負けであった。素人目に見ても完敗。甲子園の済美の監督のように笑顔の絶えない中国の陳監督はタイムアウトの取り方にしろ選手交代のタイミングにしろ(格下の相手だからということもあろうが)余裕があり、また説得力が有ったように思える。チーム全員が自信をもってこの戦いに臨んでいたのだろう。
 だからなんということではない。勝つべきチームが勝ち、負けるべきチームが負けただけ。日本が負けて悔しいといった気持ちは全く無い。しかしながらこの試合、ぼくは本当に楽しめた。バレーの試合としてはじめて面白いと思わせてもくれた。
 大山さんはこの試合でも愚直なまでに豪快なスパイクを打ち続けた。成功と失敗は半々か、失敗の方が若干多かったような気がする。紅軍の選手のブロックに何度はじき返されても、大山さんはトスが来るたびにその重そうなスパイクを打ち続けた。一度だけぎこちないフェイントを繰り出したものの(これはアウトだった)、後は全く、スパイク。
 この一連のプレーが、勝利を目指すチームに与えた影響が良いものだったのか、そうではなかったのか、ぼくは知らない。しかし、失敗したときにもあの弱々しい笑顔を決して見せなかった彼女をブラウン管から見ていると、少なくともぼくにとってはそのようなことは全くどうでも良いことに思えるのが不思議であった。とにかく、彼女を見入ることしかなかったのである
 そのスパイクは勿論、サーブでも、レシーブでも今迄彼女から醸し出されていた「負のオーラ」、「腐臭」のようなものはかけらも無い。二の腕となく脛となく全身から流れ出る汗で包まれた彼女の姿。恍惚と形容したくなるような表情。ぼくは今迄と違う喜びを確かに知ったのである。
 しかしながら中国のマッチポイント、紅軍のヒバゴン顔の選手のサーブ、中腰で受けた大山さんの両腕からはじかれたボールは中国側に返ることなく、そのままへたり込む大山さん。その瞬間、彼女はぼくが最初に惹かれたあの絶望的に切ない顔に変わったのである。まさに一粒で二度おいしい瞬間であった。試合後のインタビュー。多量の汗と微量の涙をにじませながら答える彼女の端正な顔。白く美しい肌。「凄い、貴重な経験ができて」と語っていた。
 この数ヶ月、ぼく自身を惹きつけてやまなかった大山加奈さん。将来彼女に大きな故障が起きることなく、選手として大成することを願っている。

 ついでにこの試合で感じたことを少し。
 以外にも大友愛さんが最終セットの終わり頃から悲しいような寂しいような怯えたような表情をしていた。
 大山さんのサーブミスに「構うな構うな(多分気にするな、という様な意味だと思う)」と叫ぶ柳本監督に彼の好人物かつ小心ぶりを見たような気がした。。
 大山さん(だけではないが)のスパイクが決まる度、後衛で両腕を突き上げて喜ぶ成田郁久美さんの笑顔の愛らしさと腕、太もものプルンプルン感。彼女の開放的な笑顔は美醜を超えて素晴らしい。大山選手の次に楽しめる選手である。
 各選手、スタッフの今後の幸福を切に願う。

 野球全日本及び後浦なつみさんのことも書きたかったのだが明日以降。
2004年8月22日(日)
年甲斐も無く
 少し遅めの盆休みから戻り早速甲子園。
 駒大苫小牧優勝。
 子供の頃駒大岩見沢の活躍が強烈な思い出としてあるが、それ以上、最高の成績を残すとは失礼ながら全く予想外であった。
 道民としてはやはり嬉しく、年甲斐も無くなぜか少し涙ぐむ。
 野球留学者のいない、道民だけのチームというのも壮挙。安打数も凄かったが、全試合で失策1というのも素晴らしい。2アウト、2ストライクから得点出来る集中力。なにより今回はどの試合も飽きない、魅力的なものだった。
 できればセレモニーは優勝旗授与だけで終わらせた方が良い、とは思ったけれど。
 主将の佐々木君は少しカッコ良すぎである。
2004年8月16日(月)
負けましたね
 オリンピック女子バレー、日本はイタリアに0-3で惨敗。例によって勝とうが負けようがどうでも良い話だ。
 ぼくは大山加奈さんを見たいだけなのである。今回出場機会無し。またしてもオリンピック仕様で、タイムアウト時のベンチでの動きは殆ど映されず、タオルや飲料を配る大山さんの姿を見ることもかなわなかった。何故、意味も無く応援席の羽織袴の爺と婆ばかり映しているのか?全く意図が分からない。その上ソフトボールの進行が遅れたせいで、BSの放映が遅れ、やむを得ずテレビ朝日にチャンネルを切り替えると、ソフトとバレーどちらを放映するか迷っていたのか、交互に映像が切り替わり、どちらの試合の流れも分からない状態。おまけに司会の松岡修三さんが訳も分からず強引な進行をするために視聴者側はますますカオス。イライラは沸点を迎えるのである。民放は試合の合間のCMも相当腹立たしいが、タレントを司会に(中居正広・明石家さんま、長嶋一茂さん等)するのはいい加減やめるべきだ。選手・競技の魅力だけでは画がもたない、という姿勢ならばオリンピック放映などしないほうがましだろう。もう少し余韻に浸らせて欲しいものである。
 それにしても本当、大山選手がいなければオリンピックなどは絶対見なかったし、その方が精神衛生上よろしかったと思う。中継の不備もそうだが、普段さしてその競技を見ない人は勿論、熱心に見ている人も含めて「日の丸」の名の下、大義を得て、ひとたびチーム、選手が破れ、不調に陥ると安心して叩く、躍起になって戦犯を探し、吊るし上げる。メダルが取れない競技は応援しても無駄と突き放し、一方的に歪んだ期待を押し付け、それに沿わなければ「期待を裏切った」と恨み節。そんなに勝ってるのが見たいなら「水戸黄門」でも見たほうが良いだろう。そんなにメダルが欲しいのだろうか。
 本日、ソフトボールは事実上宇津木選手の落球がもとでアメリカに敗れたが、彼女の国籍(中国から帰化)の問題も含めて、単なるプレーだけでなく、彼女の人格まで否定する動き(どこかで聞いたことがあるセリフ)が出てきている(確かに宇津木選手の年齢から来る衰えは見て取れたが)。それにしても、失敗して笑顔を見せただけでニヤニヤしやがって反省していないとか、不謹慎というのもどうなのか。一番痛い思いをしているのは誰なのか。
 そして、そんな叩き方をしている人が反面では中国人の民度どうこうといっているのが現実なのだろう。彼らの民度は知らないが品性は伺える。まああそこに何言っても無駄か。
 ニヤニヤ、で思い出したが、今日のバレー、木村沙織選手のニヤニヤぶりは凄かった。スパイク成功してもレシーブ失敗してもニヤニヤ。ここまで肝が据わっている女子高生は恐ろしい。そのニヤニヤのダークさに驚嘆。あの試合唯一の見所だった。
 
 駒大苫小牧が日大三高を破る快挙。愛道心を刺激される。